名古屋ガンビア名誉総領事の料理が食べられる店

African Restaurant Jollof Kitchen(中小田井:ガンビア料理)

 名古屋から少し北の中小田井駅から徒歩圏内に、外観はただのクリーニング店といった感じのお店があります。中に入ると、いきなり原色系の内装とテンションが高く日本語ペラペラのおば様から声をかけられます。 この方が実は、日本には一人しかいないガンビア名誉総領事で、ガンビアの方のパスポート発行からオリパラの際の来場者のアテンドまで一手に引き受けています。しかも無給で。

「名古屋いいとこだよ、めっちゃ好き」 食堂の名物おかみ、実はガンビア総領事

 そんなことは行った時には知らなかったので、普通においしくご飯を食べてきました。今回頼んだのはドモダ(骨付きチキンのピーナツバター煮込み)とチキンパイ。ドモダはスパイスは入っていますが、それほど癖もなく食べやすい感じ。チキンパイはボリュームがかなりありました。名古屋でアフリカ料理は流石にまだ少ないので、こちらのお店は貴重な存在かと思います。

イラン料理会

お店:ミラノ(森下:イラン料理)

過去の料理会の記録です。

 イラン料理の味付けは、日本人が好むアミノ酸や核酸系の旨味はほとんど考慮されず、ミントをはじめとする香草による風味とレモンやヨーグルトなどの酸味が重視されるため、醤油や魚醤の旨味がベースになっている東アジア地域の料理とは明らかに考え方が異なります。

 そんな日本人に馴染みがあるとは言い難いイラン料理を提供してくれたお店の名前はインターナショナルレストラン ミラノ。経営的には紆余曲折あった模様で、当初イラン料理専門店として開店したものの、イラン料理もあるイタリアンに店名含めて模様替え、さらに多国籍料理店に店名変更という経緯を辿っています。今回の飲食代も極めて格安な良心的なお店でしたので、是非このレポで興味を持った皆様にもご利用いただきたいと思います。

 さて、今回注文したのは以下の料理。ほとんどの料理は名前から中身が全く想像できません。一部の料理にはレシピのリンクをつけましたが、レシピを見ると、どの料理も手間がかかってることが分かっていただけるかと思います。

*Chelo Kabab Kobideh(羊のケバブ)
*Juje Kabab (鶏肉のケバブ)
*Kashk bademjan (ナスとナッツのディップ)
https://persianmama.com/eggplant-and-walnut-dip-kashke-bedemjan/
*Mast Burani
*Mahicheh (羊のスネ肉の煮込み)
*Ghorme sabzi (乾燥野菜と豆の煮込み)
https://chefy.jp/set/171111_01/
*Zereshk polo (ベリーのピラフ)
https://ameblo.jp/persian-cooking/entry-10526280233.html
*Gheymeh (サヤエンドウのシチュー)

 今回は正直、参加の皆様の口に合わなかったらどうしようと危惧していましが、”食べたことない味だけど美味しい”といった声が上がるなど料理は意外なほど好評でした。最終的には盛りが良すぎたバスマティライスを除き、ほぼ完食していただけました。
 そして、今回も皆様に地域に関する書籍をお持ちいただきました。紀行、小説、ルポなど今回も多様な分野の書籍が集まりました。女性差別などの重めの話題から、ペルシア独自の四行詩などまで幅広い分野に渡ってイラン、ペルシアの文化についての話題が出ました。

[持参いただいた書籍リスト]
*テヘランでロリータを読む
https://bookmeter.com/books/11276334
*時を超える旅
https://bookmeter.com/books/307443
*柘榴のスープ
https://bookmeter.com/books/2582
*家庭で楽しむペルシャ料理
https://bookmeter.com/books/265547
*イラン人は面白すぎる
https://bookmeter.com/books/4769167
*オマル ハイヤームと四行詩を求めて
https://bookmeter.com/books/8140571
*ルバイヤートの謎
https://bookmeter.com/books/10962596
*イスラーム
https://bookmeter.com/books/152505
*ペルシア帝国
https://bookmeter.com/books/112371
*ペルシアの四つの物語
*https://bookmeter.com/books/488067
*王様のためのホログラム
https://bookmeter.com/books/11267128
ペルセポリス 1  イランの少女マルジ
https://bookmeter.com/books/576405
*ペルセポリス 2 マルジ故郷に帰る
https://bookmeter.com/books/511560
*悠久の美ペルシア紀行
https://bookmeter.com/books/269063
*イラン〈ペルシャ語〉  (旅の指さし会話帳)
https://bookmeter.com/books/2514846
*イラン式料理本  (DVD)
https://goo.gl/2411Ph

ウイグル料理会

香膳(守山区 ウイグル料理)

過去に開催した料理会の記録です。

 3種の色や香りが特徴的なお茶を飲みながらのんびり料理が出てくるのを待ちます。出て来たものは、ポロ(羊肉メインのピラフ)、ラグマン(うどんに似たウイグルの方が好んで食べる麺類。一本一本がすごく長い。)、水餃子、焼餃子、ラム肉カバブ、フルーツたっぷりのヨーグルト(ウイグル特産のクルミ、干しブドウ、桃入り)。ウイグル料理は羊肉がメイン。餃子も羊が使われていますが、上手に調理されていますので臭みはあまり気になりません。少し辛い料理もありますが、基本的には日本人にも馴染み深い味だと思います。
 今回は皆様にウイグルまたは周辺国にまつわる本をお持ちいただきました。ウイグル関係の本はなかなか入手が難しいと思い周辺国の本でも可としましたが、大半の方は上手に図書館等で検索されてウイグル関連本を見つけておられました。
 サスペンス小説、旅行記、世界史、民話、廃墟記、市場のルポ、学術記録などジャンルも様々。お店の方にも本や写真を出していただき、遠いウイグルの地に思いを馳せました。
 今回は9名の皆様にご参加いただきました。キャンセル発生による追加募集もしましたが、お店の規模が小さいこともあり定員が十分ではなかったかと思います。また、同じような機会は設定しようと思いますので、ご興味持たれた方は次の機会に是非ご参加いただければと思います。

[持参いただいた本のリスト]
女一匹シルクロードの旅
https://bookmeter.com/books/9932120
新疆の旅
https://goo.gl/9VWVts
新シルクロード5 カシュガル 西安
https://bookmeter.com/books/264920
シルクロードおもしろ商人スクラップ
https://bookmeter.com/books/207198
シルクロード夫婦行
https://bookmeter.com/books/766449
内陸アジア史の展開
https://bookmeter.com/books/279453
ウイグルの反乱
https://bookmeter.com/books/366986
遊牧民から見た世界史
https://bookmeter.com/books/3323128
乙嫁語り10
https://bookmeter.com/books/12750092
バイコヌール宇宙基地の廃墟
https://bookmeter.com/books/10048992
ウイグルの母 ラビア•カーデイル伝
https://bookmeter.com/books/296063
シルクロードの民話 タリム盆地
https://bookmeter.com/books/10314431
ウイグル女性の家族と生活
https://bookmeter.com/books/1158186
台湾の歩き方
https://bookmeter.com/books/11122715